研究室紹介

研究室について

 本研究室では「形態の変化を通して機能を理解する」という基本理念のもと、組織学・病理学・神経形態学・再生医学など、複数の分野を横断した研究を展開している。特に、電子顕微鏡や共焦点レーザー顕微鏡を用いた超微形態学的解析、マイクロウェーブ急速凍結法などによる生体構造の高精細観察技術を確立し、コネクトミクス的手法を応用した神経再生やシナプス構造の研究を進めている。

 食品成分や天然化合物が代謝臓器に与える影響を病理組織学的に解析し、薬学と栄養学を橋渡しする応用的研究も展開している。また、産学連携により食品・化粧品原料の機能評価を行うなど、社会への応用も推進している。近年の報告では、遺伝性難病をはじめ多岐にわたる研究を報告するとともに、脳発達に関与する分子の機能構造学的解析、植物性機能成分による抗肥満・抗炎症効果、神経再生におけるSchwann細胞の機能解析などの報告に加え、早稲田大学との共同研究(MASH様病態の発症機構)においてプレスリリースを報告している。

 今後はこれまでの研究の更なる発展に加え、AI画像解析や三次元再構築、オミクス解析との融合を進め、機能形態科学の新展開を目指す。肝疾患や神経疾患の病態解明を通じて薬物治療・再生医療への応用を図る。